
高ストレス社会ともいわれる現代において、ストレスを避けることはもはや無理なことかもしれませんが、ストレスはEDだけでなくさまざまな病気を引き起こす危険なものです。仕事がうまくいっていると恋愛や夫婦関係も良好になり日々の充実感をえるものですが、その逆も然りで、ストレスを感じる日々は精神的にどんどんと疲労していくことにつながります。
仕事でミスをした、上司や同僚との人間関係に悩んでいる、など仕事上のストレスを抱えている男性は多いものです。それが引き金となり、EDになってしまうこともあります。
このようにストレスなどの心理的な要因でEDとなり、性生活において男性としてのプライドが傷つき、ビジネスでも自信が持てず消極的になってしまい、更にEDがひどくなるという悪循環に陥ってしまうと大変です。そうならないためにもED治療をはじめる勇気は、せっかくの人生を楽しむために非常に重要な手段となっています。
男性なら誰もがEDになる可能性を秘めている
EDの原因には、機能性(心因性)要因、器質性要因、薬剤性要因、混合性要因などがあり症状の出方や治療法もさまざまです。
一方で、EDをうったえる要因で一番多いのは、「機能性(心因性)要因」になります。これは、ストレスや過去のトラウマなどの精神的な影響によるものであり、男性器や身体機能に問題がある方は多くありません。
20代から60代の男女を対象に、製薬会社が実施した“EDに関する調査”においても、EDを自覚している人の約7割が日常生活にストレスを感じているとの結果がでており、EDとストレスには深い関係があることがわかります。そのため、年齢に関係なく男性なら誰にでも起こりうる可能性があるということです。
EDによる5つのマイナス影響
1.性生活への影響
とくに最近の若い人は、相手とのコミュニケーションの煩わしさやコンドームをつけることへの嫌悪感が強く、性行為自体を避ける方が多い傾向にあります。
・性行為に満足できなくなる
・性行為に自信をなくす
・性行為によるオーガズムを感じられないことで欲求不満に陥る
2.仕事への影響
性的欲求が満たされていると、ホルモンバランスも活性化され、自然と自分自身の自信につながり、仕事の励みにもなりいい影響がありますが、その逆も然りです。
・男性としてのプライドが傷ついたことで、仕事に対しても自信が持てなくなる
・仕事のストレスが心因的要因であった場合、更なる悪循環に陥る
3.心理的な影響
他人からみればどうでもいいことでも、本人にとっては大きな問題で、それが身体に悪影響を与えることがあります。
・男性としての自信をなくす
・勃起しなかったことがトラウマになる
4.パートナーとの関係への影響
EDであることを隠して、相手を不安にさせるよりも、打ち明けて一緒に問題を解決する方がお互いのためにいい結果となる場合があると覚えておくことは大切です。
・パートナーとのスキンシップの機会が減る
・ケンカの仲直りのきっかけがなくなる、悪化させてしまう
・性行為への不安から積極的な愛情表現することができなくなってしまう
・セックスレスに陥る
・浮気される
5.日常生活への影響
EDになると、精神的な活力も失われがちで、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
・張り合いがなくなる
・子作りがうまくいかず周りにも心配されて、更に焦る
ED治療によるプラスの影響
ED 治療によって、性的欲求が満たされ、自信を取り戻すことによって、さまざまな好影響がでたという意見が多数あります。
・性生活だけでなく、いろいろなことに対して自信が持てるようになった
・パートナーとの関係が良好になった
・積極的な愛情表現ができるようになった
・新しい恋人ができた
・精神的な不安が軽くなり、明るい気持ちで日常生活を過ごせるようになった
・子作りに対しても前向きになれた
・EDの問題に一緒に向き合ってくれた恋人を、より愛おしいと思えるようになった
EDは医療機関で正しい治療を
ストレスフリーの生活を送ることができれば予防にもなるので、何よりもいいのですが、もしかしたら、これが一番難しいことかもしれません。自分1人では乗り越えられないことであっても、相談できる相手、協力してくれる人がいることで、気持ちが楽になり、今まで重荷に感じていたことでも簡単に解決できることがあります。
性生活以外でパートナーと共有できる趣味を見つけたり、些細なことでも口に出して話をしてみることでお互いにより理解し合うことができるようになると、気持ちが明るくなっていく人が多いです。今まで重苦しく悩んでいたことでも、気楽に考えられるようになり、性生活や仕事にもやる気や自信が持てるようになります。
しかし、それには時間がかかることもありますので、医療機関での治療と並行することで、早期に根本的な原因もまとめて包括的解決できることにつながりやすいです。
おわりに
なんとなく気恥ずかしかったり、ネガティブなイメージや偏見・誤解があり、自覚症状があっても治療をためらってしまう方が多いのもEDを悪化させる問題のひとつといえます。
しかし、EDは、男性ならば誰にでも起こりうる身近な症状です。以前に比べ、通院しやすいような環境も整えられてきていますので、思い切って治療をはじめてみましょう。治療をはじめた人の多くは、もっと早く来れば良かった、心配し過ぎだった、という方がほとんどです。
男性として、生涯現役を貫き通すことは何ごとにも代え難い喜び、そして自信につながるのではないでしょうか。また、大切なパートナーと共有する幸せな時間は、心も身体も満たされる、人間として大切な時間であることを自覚することが血用には有効だということを忘れないでくださいね。