
皮膚の傷跡は、色んな試練を乗り越えてきた一人の人間の生きざまを物語る「男の勲章」ともいえるでしょう。しかし、傷跡によっては、見るたびに後ろめたい気持ちになってしまったり、対人関係においてなんとなく消極的になってしまう要因になってしまうものもあります。
もし見られたら腫れ物に触るような扱いをされるようになってしまうのではないかと、傷跡をひた隠してきたという方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、気になる傷跡が消えない理由と傷跡修正治療について解説します。
なぜ消えない?!どうにかしたい傷跡コンプレックス
転んで軽く擦りむいたり、血がにじむくらいの浅い傷であれば、傷跡にならずにサラッと治ることがほとんどでしょう。しかし同じ傷でも、傷が深いためにパックリ割れてしまったり、えぐれてしまっている場合は、消えることなく傷跡となって皮膚に残ってしまいます。
医学用語では、傷跡を「瘢痕」といいます。瘢痕は、皮膚の組織の損傷度合いがひどい、もしくは欠損してしまったために、元通りに再生することができなくなってしまった状態です。
皮膚の構造と傷の深さ
皮膚は一枚のようにみえますが、肌表面から内部に向かって、表皮・真皮・皮下組織という3層構造になっています。
傷の深さが、表皮どまりですめば、傷跡にならずに治るケースがほとんどです。しかし傷が深く、真皮にまで達してしまうと、元通りに再生することができず傷跡となって皮膚に残ってしまいます。
傷ができた原因というよりは、傷の深さが問題なのです。
傷の処置
傷の治り具合に影響をおよぼすものには、傷ができた際に適切な処置が行われたか否かも重要です。つまり、適切な処置を行わないと、傷跡が残ってしまいやすいといえます。
たとえば、傷を放置したり間違った処置により傷が化膿してしまったり、傷を紫外線や有害な排気ガスなどの外的刺激があててしまうと。細胞にとってかなりのダメージです。そして、これらの影響によって、傷跡が残ってしまうことがあります。
傷跡の種類
傷ができた経緯は人それぞれ様々で色んな思い出があることでしょう。武勇伝として語りまくっている永遠のやんちゃ坊主もいれば、懐かしい思い出、忘れたくない過去という人など、傷跡に秘められた物語は数えきれません。
それでは傷跡の種類別の問題点と消えない理由などを解説いたします。
根性焼き
根性焼きは、自分でつける場合と、他社からつけらる場合があります。特に、イジメや事故などで傷跡が残ってしまった場合は、傷跡が心の傷を思い出させてしまったり、傷を深くする要因になりかねません。
傷跡治療が心の負担を軽くする良薬になればと思います。
リストカット(自傷行為)
思春期の頃は身体と共に心も急激に成長します。それまでとのギャップは自分で思っている以上に精神を不安定してしまうため、精神なバランスを崩し自己抑制が効かなくなってしまう時が誰にだってあります。
また、何もかも嫌になってしまった時、誰かにその辛さをわかってほしくてやってしまったという方は少なくありません。
リストカット痕だって自分の心と闘った“男の勲章”です。しかし、社会に出るとその傷跡があることで色眼鏡で見られているのではないかと不安な衝動に駆られてしまうこともあるでしょう。
傷跡修正ではリストカット痕であるとわからないようにすることができます。重くのしかかっていた見られたくないコンプレックスは、自信に変わるかもしれません。
ツートンカラーはもう嫌だ!包茎手術の仕上がりが不満
・まだ皮がかぶる
・ツートンカラーになってしまった
・傷跡がみみずばれのようで目立つ
せっかく勇気をふりしぼって包茎手術を受けたのに、満足のいく仕上がりにならなかったら、これじゃあんまりですよね。
当院の包茎手術の技術は学会でも高い評価をいただいています。また、技術力の高い熟練の医師が施術をいたしますので、仕上がりの美しさにはご安心ください。
他院で包茎手術をされた傷の修正などでも、当院ならではの丁寧なカウンセリングと美容外科技術を駆使した高度な修正治療で、ご希望の仕上がりを実現します。遠慮なくご相談ください。
ワキガ手術
ワキガの手術の跡が目立つというお悩みも辛いですよね。美容医療の本来あるべき姿は、ニオイをとるか、見た目をとるか…ではありません!どちらも叶えるのが美容医療に携わる者の役目です。
ワキガの臭いが気になっていた時は、ニオイが気になって気になって本当に辛かったと思います。治療を決意したとき、ワキガの臭いが消えることはもちろんですが、自分がワキガだったこと自体を治療によって忘れ去りたいと願って手術に臨まれたのではないでしょうか。
それなのにワキガの手術の傷跡が残ってしまったり、目立ってしまっては、忘れるどころか、本当に手術という選択肢は間違っていなかったのであろうかと、夜も眠れなくなってしまいしまいますよね。さらに、ワキガが再発した日には、悔やんでも悔やみきれないことでしょう。
当院ではそのような患者様の気持ちを踏みにじるようなワキガ手術の傷跡によるお悩みに寄り添い、ワキガであった過去ときっぱり決別できるよう全力で最善の修正治療を行います。
また、他のクリニックでワキガ治療をしたが治らなかった、再発したという方もあきらめずにご相談ください。
傷跡修正の治療方法
再生医療をはじめ医療技術が格段に飛躍した現在、傷跡を修正する治療も以前とは比べ物にならないくらい進歩しました。さらにコンピュータ技術の発展は医療レーザー機器の制度を高め、困難とされてきた治療を可能にしたのです。
当院では最先端の再生医療をはじめ、各種レーザー機器を取りそろえ患者様の悩みを解消するクリニックとしてより良い傷跡修正治療を提供すべく取り組んでおります。
おわりに
強がることが勲章だったあの頃、今はその傷跡が「男の勲章」として刻み込まれています。目を背けたい傷跡と向き合い、傷跡修正をすることによって過去に打ち勝った自分自身には、勲章以上の価値があるはずです。
当院では患者様にとって本当に価値のある治療を提供するために、カウンセリングや問診、アフターフォローを大切にしています。患者様の気持ちを察することができるクリニックであり続けるために努力は惜しみません。
患者様が本当に悩んでいること、望まれている治療効果とは何なのか、その切なる想いを受け止めることができなければ、本当に満足していただける治療はできないと信じています。
私たちの喜びは、傷跡修正などの治療によって、患者様の心が晴れて最高の笑顔になってもらうことに他なりません。