
一日中同じような姿勢でパソコンと向き合いながら激務をこなしているエンジニアにとって肩こりや慢性的な疲れは職業病ともいえる深刻な問題です。深夜までの残業などで生活も不規則になりやすく、睡眠不足、精神的ストレスにより疲れがピークに達することがしばしばという人が多いのではないでしょうか。
翌日になっても抜け切れずに蓄積した疲れは肩こりを悪化させる原因になります。肩こりは、頭痛や様々な身体の不調につながる恐れがありますので、早めにケアをすることが大切です。
そこで今回は、エンジニアの疲れ・肩こり解消のためのオフィスストレッチをご紹介いたします。
エンジニアが肩こりになる4個の原因!
エンジニアの肩こりの原因はどこにあるのでしょうか?
猫背、悪い姿勢
エンジニアは、一生懸命仕事をするあまりずっと同じような姿勢でパソコンの画面を覗き込み猫背や巻き肩になりやすい傾向があります。また、キーボードをたたくために腕はいつも前にある状態となるため、どうしても肩が前に出てきやすくなってしまいがちです。
姿勢が崩れて前傾になればなるほど首や肩にかかる負担は大きくなるため、筋肉が硬くこわばってしまい肩こりを引き起こす原因となります。
血行不良
猫背などの悪い姿勢で長時間座りっぱなしでいると、全身の血行が滞り循環障害がおこりやすくなります。
人間の身体は、体重の約70%が水分といわれており、血液やリンパの流れは健康と深い関係があるのです。血液には、酸素や必要な栄養素を全身の細胞・組織に供給し、疲労物質や老廃物を回収、排出するという重要な役割があります。
- 酸素や必要な栄養素が身体のすみずみまで届かなくなる
- 老廃物や疲労物質が蓄積する
このように血行不良になると正常な循環サイクルが乱れてしまうことがあるのです。そのため血行不良は肩こりだけでなく、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病をはじめ様々な病気や薄毛の原因となります。
ストレス
ストレスも肩こりを引き起こす原因となります。ストレスを感じると自律神経の働きが活発になり、筋肉が緊張するためです。
ストレスがずっとかかり続けると、筋肉も緊張状態が続き、肩こりが慢性化してしまいます。また過度なストレスは精神的にもよくありません。
- 適度にリフレッシュタイムをとるようにする
- ストレス発散法を見つける
- たまには妥協してみる
あまり根を詰めすぎないように、上手にストレスを解消してくださいね。
眼精疲労
パソコンなどのディスプレイを使用するVDT作業はとても目を酷使する仕事です。
目が疲れれば疲れるほど、目を凝らして画面をみるようになります。瞬きの回数も減ってドライアイや眼精疲労になりやすくなってしまうばかりか、目の周りの筋肉や視神経も疲労してしまうことでしょう。
慢性化した目の疲れは首や肩にも影響し、首や肩のコリや痛みとなってあらわれます。
エンジニアの肩こり対策!簡単オフィスストレッチ!
それではオフィスで簡単にできる肩こり解消ストレッチをご紹介いたします。
- 動作はゆっくりとおこなう
- 深呼吸しながらおこなう
- 無理はしない
この3点を守って、自分のペースでおこないましょう。各部がしっかりと伸びているのを感じながらおこなうとより効果的です。
首ほぐしストレッチ!
一日中、重たい頭を支えてくれている首は緊張しっぱなしの状態です。定期的にストレッチをしてほぐしてあげましょう!
- 右手を頭の左側に置きます
- 右手でゆっくりと頭を倒します(息を吐きながら)
反対も同じようにストレッチしましょう。
肩ほぐしストレッチ
猫背や巻き肩に形状記憶されてしまっているようなバッキバキの肩をほぐす効果抜群のストレッチをご紹介いたします。
- 両腕を前に伸ばしクロスさせて組みます
- 頭の上に持ち上げます(出来るだけ後ろに持っていきましょう)
上半身ほぐしストレッチ
健康骨・肩・胸筋をガッツリほぐせるストレッチです。座ったままでも立っていただいても大丈夫です。
- 背中側(後ろ)で両手を組みます
- そのまま両手を上にあげていきます(息を吐きながら)
何回か繰り返しましょう。
辛い肩こり・身体の疲れはクリニックへ
慢性的な疲れや肩こり対策にストレッチをすることはトレも大切です。しかし、長期間かけて凝固まったひどい肩こり、過度なストレス環境が続く状態では、ストレッチはおろかマッサージをしても解消されないという場合があるでしょう。
肩こりの辛い症状がストレスとなってしまうこともあるので、一刻も早く解消したいものです。
肩こりの原因は、仕事の疲れやストレスにより僧帽筋などの筋肉に緊張状態が続いてしまうことにあります。そのような辛い肩こりにおすすめなのがボトックス注射です。
ボトックス注射とは?
ボトックスは、筋肉に作用する成分です。収縮して固く凝り固まった筋肉の張りを和らげたり、痛みの原因となる物質を抑える働きがあります。ボトックスを注射するだけという簡単な方法なのに、肩こりや筋肉の張り、痛みを改善することができるのです。
ボトックスは厚生労働省認可のアラガン社!
ボトックスにはアメリカ製、イギリス製、韓国製などがありますが、日本の厚生労働省の認可を得ているのはアメリカのアラガン社のBOTOX VISTAのみです。安全性はもちろんですが、切れ味抜群の効果をぜひ実感してください!
おわりに
肩こりは放っておくと慢性化してしまい、どんどん治りにくくなってしまいます。今回ご紹介したストレッチは1~2分程度でできる簡単なものですが、効果は抜群です。目が疲れたとき、リフレッシュしたいときなどにもぴったりとなっています。
あまり疲れを溜め込まないように、ストレッチで心も身体もグーッと伸ばして元気に毎日を過ごしてくださいね!頑張り屋のエンジニアさんの疲れや肩こりの悩みが少しでも楽になることを祈っています!