Treatment
真性包茎の症状・原因、手術の必要性をわかりやすく解説
亀頭が常に覆われている状態
真性包茎(しんせいほうけい)とは、包皮の先端が極端に狭く、亀頭(ペニスの先端部分)をまったく露出できない状態を指します。仮性包茎のように手で包皮を引いても亀頭が出ないため、清潔を保ちにくく、炎症や感染のリスクが高いのが特徴です。
真性包茎では、包皮の開口部が硬く締め付けられ、亀頭と包皮が癒着しているケースも多く見られます。このため、包皮の内側に分泌物(恥垢)が溜まりやすく、包皮炎や亀頭炎、強いかゆみ・悪臭などのトラブルを繰り返すことがあります。
また、排尿時に尿が包皮内に溜まって膨らむ「バルーニング現象」が起きたり、勃起時に強く締め付けられることで痛みや裂傷が生じることもあります。
真性包茎は、成長とともに自然に改善する場合もありますが、成人後も亀頭が露出しない場合は治療が必要です。
包茎手術により、衛生面・見た目・機能面を改善することが可能です。

平常時に亀頭が包皮で完全に覆われている場合は、真性包茎の可能性があります。
手で包皮をゆっくりと下に引いてみて、痛みを感じずに亀頭全体が露出できる場合は「仮性包茎」、包皮を引っ張っても亀頭が全く出てこない、または引こうとすると痛みや突っ張りを感じる・途中で止まってしまう場合は、「真性包茎」が疑われます。

勃起時に手で包皮を下げて亀頭全体を露出できる場合は「仮性包茎」、勃起時に包皮がまったくむけない、または無理にむこうとすると痛みや違和感を強く感じる場合は「真性包茎」の可能性が高いです。
真性包茎は、亀頭が包皮で完全に覆われており、平常時・勃起時を問わず仮性包茎のように包皮を引き下げて亀頭を露出させることができない状態を指します。無理に剥こうとすると痛みを伴うのが特徴です。
この状態は日本人男性では比較的少なく、成人の約5%前後に見られるとされています。判別の際は、無理をせずやさしく包皮を下げて確認することが大切で、痛みがある場合はすぐにやめて専門医に相談しましょう。



真性包茎の状態では、亀頭が常に包皮に覆われているため通気性が悪く、恥垢が溜まりやすくなります。その結果、臭いや炎症(亀頭炎・包皮炎)が起こりやすく、不衛生な状態が続くと性感染症のリスクも高まります。さらに、亀頭の発育が妨げられて先細りになることや、勃起時に痛みを感じて性行為が困難になる場合もあります。
真性包茎は、包皮が常に亀頭を覆っているため、成長の過程で亀頭の発達が妨げられ、先端が細くなる「先細りペニス」になることがあります。その見た目が幼少期のように見えることで、コンプレックスを感じる方も少なくありません。実際に「大人になっても剥けていないのが恥ずかしい」「友人や同僚に指摘された」という理由で手術を決意される方もいます。温泉やゴルフなど人前で裸になる場面や、将来的な介護・入院時の清潔面を考えて治療を選ばれる方も多いです。
真性包茎の方は、包皮が亀頭を強く覆っているため、性交時に痛みや違和感を伴うことがあります。その結果、満足のいく射精に至らない、射精自体が困難になるケースも見られます。また、コンドームが外れやすく、避妊の失敗や性感染症(性病)の感染リスクが高まる点も問題です。
また、ご自身の自信の喪失や性行為への不安からED(勃起不全)を引き起こす可能性もあります。
パートナーとの関係性や性生活に影響を及ぼす前に、包茎治療を検討することが大切です。
真性包茎では包皮を十分にむくことができないため、包皮内に尿や分泌物がたまりやすく、不衛生な状態になりがちです。この環境は細菌の温床となり、炎症や感染症を引き起こすリスクが高まります。
衛生状態が悪化すると、亀頭や包皮の炎症(亀頭包皮炎)を繰り返したり、尿の通り道に細菌が侵入して尿路感染症を起こすこともあります。また、包皮の内側に恥垢(ちこう)が蓄積して悪臭の原因となり、長期的には陰茎がんの発症リスクを高めるともいわれています。
特に汗をかきやすい夏の時期は、細菌が繁殖しやすいため注意が必要です。
真性包茎の方は、包皮が排尿の際に尿の通り道をふさいでしまうため、尿の勢いや方向が定まらず、飛び散ってしまうことがあります。その結果、トイレ周りを汚してしまったり、同居する家族に気を遣う場面が増えるなど、日常生活に不便を感じるケースも少なくありません。
また、包皮が狭いために尿が内部に溜まりやすく、排尿後に不快な臭いや下着の汚れが生じやすいのも特徴です。尿の勢いが弱くなったり、途中で途切れるなどの排尿トラブルが続くと、自然と座って排尿する習慣がつく方もいます。
包皮を無理に剥いた状態で放置すると、亀頭が壊死する恐れがあるため大変危険です。包皮がリング状に膨らみ亀頭を強く締め付けるため、血流が滞り最悪の場合には壊死に至る可能性があります。亀頭の壊死は男性機能にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。
真性包茎で包皮をむいた後、無理に自力で戻そうとすることは非常に危険です。締め付けられた部分に強い力を加えると、亀頭や包皮の皮膚が裂けて強い痛みを伴ったり、内出血や腫れが生じたりすることがあります。また、すでに炎症がある場合は摩擦によって症状が悪化することもあります。さらに、無理に戻そうとする刺激によって包皮が腫れ、締め付けによって元に戻せなくなる状態を引き起こしたり、症状を悪化させたりするリスクもあります。このように、自力での処置は状態を悪化させるだけなので、絶対に無理に包皮を戻さず、早めに医療機関を受診することが重要です。
真性包茎を放置すると、見た目の問題にとどまらず、さまざまな身体的トラブルを引き起こす可能性があります。包皮が亀頭を覆ったままの状態では、通気性が悪く、内部に尿や分泌物がたまりやすいため、雑菌が繁殖しやすい環境になります。その結果、かゆみや痛みを伴う亀頭包皮炎や、カンジダ菌の感染によるカンジダ性亀頭包皮炎などの炎症が繰り返し起こることがあります。
無理に包皮を剥くと血流が悪化して亀頭が変色し、緊急手術が必要になるケースもあります。
炎症や感染は一時的な治療で改善しても、根本的な原因である「包皮口の狭さ」を解消しない限り、再発を繰り返すことがほとんどです。真性包茎は放置せずに早めに医療機関での診察・治療を受けることが大切です。
真性包茎は放置すると非常に危険な状態に進行する可能性があります。ここでは、緊急性が高いケースと、医療機関を受診すべき目安をわかりやすくまとめます。
これらの症状は時間の経過とともに悪化し、亀頭壊死や重度の炎症、感染症につながるリスクがあります。症状が出た場合は、ためらわず直ちに医療機関での処置が必要です。
軽度の症状でも、放置すると悪化することがあります。違和感や痛みを感じた時点で早めに受診することが安全です。
真性包茎は、包皮の開口部が生まれつき狭い、あるいは炎症や癒着によって包皮が硬くなっていることが原因のため、自力で治すことはできません。インターネットなどで見かける「包茎矯正器具」や「ストレッチ法」は、包皮を無理やり引き下げて“剥く癖”をつけることを目的としたものであり、構造的な狭さを改善する治療ではありません。
実際、矯正器具を使用したことで皮膚を傷つけたり、炎症を悪化させて受診される方も少なくありません。特に真性包茎の場合は、亀頭がまったく露出しないため、器具による矯正は効果がないどころか、強い痛みや出血を伴う危険もあります。
根本的に治すためには、余った包皮を適切に切除・縫合する外科的治療「包茎手術」が唯一の方法です。自己流で無理に剥こうとせず、専門医による安全で確実な治療を受けることが大切です。
真性包茎による炎症や感染、衛生面・性機能のトラブルといったリスクを根本的に解消するためには、包茎手術が最も確実で効果的な方法といえます。手術によって清潔さを保ちやすくなるだけでなく、見た目の改善や自信の回復、性生活の快適さなど、多くのメリットが得られます。ここでは、真性包茎手術によって期待できる主な効果や利点について、詳しくご紹介します。
包茎手術を行うことで、亀頭が常に露出した状態になります。入浴時に洗浄がしやすくなり衛生管理が格段に改善されます。
真性包茎は、見た目や衛生面の問題だけでなく、精神面にも影響を及ぼすことがあります。亀頭が包皮に覆われていることで、異性との関係や性生活に対して消極的になり、自分に自信が持てずコンプレックスを抱える方も少なくありません。
包茎手術を受けることで亀頭が露出し、清潔で快適な状態を保てるようになると、こうした不安や自信のなさが軽減され、仕事や日常生活においても前向きに行動できるようになる可能性があります。
手術前は包皮の締め付けや痛みで性生活に不安を抱えていた場合でも、術後は亀頭が露出し、締め付けが無くなり、過敏さも緩和されるため、性行為を快適に楽しめる環境が整うのも手術の大きな利点です。
亀頭が露出することで外部からの刺激に慣れやすくなり、早漏の改善や予防が期待できます。また、これまで包皮で遮られていた感覚がしっかり伝わるようになるため、性行為中の快感も向上しやすくなります。
手術によって衛生状態が改善されることで、性行為中のトラブルや感染症のリスクを抑えることができます。これにより、パートナーに不快感を与える可能性も減り、安心して性交渉に臨めるようになります。
真性包茎は自己改善が難しく、放置しても自然に治ることはありません。
特に、下記のような悩みやご希望をお持ちの方は、早めに手術を検討することをおすすめします。
包茎手術では、ペニスのサイズや長さ、皮膚の厚みなど、お一人お一人の特徴に合わせたデザインが重要です。
当院では、見た目の自然さだけでなく、機能面にも配慮しており、性感に関わる包皮小帯(スジ部分)を可能な限り残すこともできます。
手術は美容外科の経験豊富な医師が担当するため、傷跡がほとんど目立たず、自然な仕上がりが期待できます。
当院が採用している「亀頭直下埋没法」は、当グループの中央クリニックが美容外科学会で発表した手法で、現在は多くのクリニックでも導入されています。
傷跡が目立ちにくく、仕上がりの美しさと確実な効果が評価されているこの術式で、高い満足度の包茎治療をご提供いたします。
現金でお支払い頂く際は、一括のみでのお支払いとなります。
JCB・マスター・VISA・AMEXなど各種クレジトカードがご利用いただけます。

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院長 木幡 亮太郎
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